東京都は12日、新型コロナウイルス感染者を新たに1万3427人確認したと発表しました。新規感染者は前週の木曜日に比べて、7313人減りました。
12日までの週平均の感染者は1万4476・3人で、前週(1万1907・7人)の121・6%でした。
新規感染者の年代は20歳代の2531人が最多で、30歳代2327人、40歳代2001人など。65歳以上は1787人でした。発表人数以外に、医師の陽性判定を受けていない感染者も少なくないとみられます。
12日時点の入院患者数は4194人で、第7波でピークだった4459人(8月20日)に迫っています。
「人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)を使用」とする都基準の重症者は、11日より5人減って49人でした。
重症者用の病床使用率は11日から0・3ポイント下がって36・0%、全体の病床使用率は1・2ポイント下がって55・1%となっています。
一方、感染が確認された29人が死亡しました。
また、新型コロナ対応を議論する12日の都モニタリング会議では、医療提供体制の警戒レベルを最も深刻な水準で据え置きました。一般の救急受診・搬送も多く「厳しい状況が続いている」といいます。病院への救急搬送にかかる時間が長くなっており、東京消防庁が救急隊を増やして対応している状況も報告されました。
猪口正孝・都医師会副会長は「医療提供体制を圧迫している。オミクロン型が主流になって以降、重症化率や死亡率の低下が示されているが、高い感染者数が続けば重症者数や死者数は増える」と指摘しました。
2023年1月12日(木)
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