アメリカで感染が広がり、国内でも検出されている新型コロナウイルスのオミクロン型の新たな派生型「XBB・1・5」が埼玉県内で初めて確認されました。
これは埼玉県の大野元裕知事が19日、会見で明らかにしたもので、新型コロナに感染した県内に住む20歳代の女性の検体から「XBB・1・5」と呼ばれるオミクロン型の変異ウイルスが確認されたということです。
県によりますと、「XBB・1・5」への感染が埼玉県内で確認されたのは初めてで、女性は先月下旬から今月初めにかけてアメリカへの渡航歴があり、帰国した翌日から発熱などの症状が出たということです。軽症で、すでに回復しているといいます。
「XBB・1・5」は複数のタイプの新型コロナウイルスが組み合わさった変異ウイルスで、アメリカで感染が広がっているほか、東京都など国内でも確認されています。
大野知事は「XBB・1・5」について、「注意はするが、他のオミクロン型から大きく変わったと考えているわけではない」と述べました。
また、大野知事は重症者の病床の占有率抑制のため、高齢者施設への往診といった医療支援の体制拡充などに取り組む考えを示しました。
病床の確保にも注力する構えで「重症病床の逼迫(ひっぱく)によって死亡が出てくるケースをもたらさないようにする」と強調しました。
2023年1月20日(金)
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