感染力が強いとされる新型コロナウイルスのオミクロン型の派生型「XBB・1・5」が、アメリカの新規感染者全体の約半数を占めていることがわかりました。
アメリカ疾病対策センター(CDC)が20日に公開した最新の推計によりますと、アメリカでは15日以降、新型コロナの新規感染者のうち49・1%「XBB・1・5」が占めるということです。前の週の37・2%と比べて、約12ポイント増えています。
12月初旬は2%程度で、急速に「XBB・1・5」に置き換わっていることを示しています。
世界保健機関(WHO)によりますと、「XBB・1・5」は免疫を回避する力があり、ほかの派生型より感染力が強い可能性があるということです。
一方、オミクロン型と比べて重症化の度合いに変化があったという見方は今のところ出ていません。
アメリカでは、1月17日の時点で新型コロナに感染して新たに入院する患者の数が、1日平均約4800人と、前の週と比べ2割近く減少しています。
一方、死者の数は1月18日の時点で1日平均約570人と、前の週に続き、500人を上回っています。
2023年1月22日(日)
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