アメリカで感染が広がっている新型コロナウイルスのオミクロン型の変異ウイルスの1つ「XBB・1・5」について、アメリカ疾病対策センター(CDC)は、国内で新たに感染した人の7割以上が、このウイルスに感染しているとする最新の推計を発表しました。
アメリカのCDCは2月11日までの1週間に、国内で新型コロナに新たに感染した人のうち、74・7%がオミクロン型の「XBB・1・5」に感染しているとする推計を10日、発表しました。
前の週の65・9%と比べると約9ポイントの増加となり、昨年12月以降、アメリカでの感染拡大が続いています。東部のニューヨーク州などでは95%を超えていて、ほぼ置き換わった形となっています。
一方、アメリカで新たに報告された感染者の数は、2月8日の時点で1日平均約4万人と1月中旬以降、減少傾向を示しています。
また、新たに入院する患者の数は、2月7日の時点で1日平均3600人余り、死者の数は、2月8日の時点で1日平均約450人で、いずれも1月中旬以降は、おおむね減少する傾向にあります。
「XBB・1・5」について、CDCはオミクロン型に対応した最新のワクチンを追加接種すれば、症状が出るのを抑える一定の効果があると分析し、接種を呼び掛けています。
2023年2月12日(日)
0 件のコメント:
コメントを投稿