東京都は今春のスギとヒノキの花粉飛散量について、都内では昨春の2・7倍になるとの予測を公表しました。飛散開始日は早ければ2月9日ごろと見込まれるとしています。
2013年以降の10年間の平均飛散量とそれぞれの年の飛散量を比較すると、2013年と2018年が平均を大きく上回ったものの、それ以外の年は平均と同程度かそれを下回りました。都健康安全研究センターによると、花芽の成長が前年6~7月の日射量に影響されることなどが要因といいます。
昨年は過去10年間の平均の84%程度の飛散量でした。今春は昨年比で、23区内では2・3倍、多摩地域では3・0倍の飛散量と見込まれています。
飛散量が多い日は、23区内で51日、多摩地域で52日あるとみられ、いずれも過去10年間の平均(23区内は35日、多摩地域は31日)を上回ります。
現在、花粉飛散量の観測は、都内12地点(千代田、葛飾、杉並、北、大田、青梅、八王子、多摩、町田、立川、府中、小平)で行っています。都内12地点で観測が行われるようになったのは2005年以降で、今春の花粉飛散量は2005年、2011年、2018年に次いで、4番目の多さになる見込みだといいます。
花粉に関する詳しい情報は、東京都のウェブサイト「東京都アレルギー情報navi」に掲載されています。
2023年2月5日(日)
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