新型コロナウイルスのオミクロン型に対応したワクチンについて、アメリカの製薬会社モデルナは、12歳以上となっている接種の対象年齢を、6歳以上に引き下げるよう、厚生労働省に申請を行いました。小学生の年代向けのオミクロン型対応ワクチンの承認申請は2例目です。
モデルナの発表によりますと、オミクロン型の「BA・5」に対応した成分を含む追加接種用のワクチンと、「BA・1」に対応した成分を含む追加接種用のワクチンについて、接種の対象年齢を、現在の「12歳以上」から「6歳以上」に引き下げるよう求める承認申請を行ったということです。
また、従来型のウイルスに対応した初回接種用のワクチンの対象年齢も「6歳以上」にするよう求めたということです。
オミクロン型に対応したワクチンは、遺伝物質の「メッセンジャーRNA(mRNA)」が、従来型のウイルスのものとオミクロン型に対応したものの2種類が含まれる「2価ワクチン」というタイプです。
小学生の年代向けには国内では従来型のワクチンでの接種が行われており、この年代向けのオミクロン型対応ワクチンの承認申請は、昨年10月のアメリカの製薬大手ファイザーに続いて2例目です。
アメリカでは、昨年10月にファイザー製を5歳以上、モデルナ製を6歳以上とする対象年齢の引き下げが承認されており、モデルナ製のオミクロン型対応ワクチンは12歳以上向けの半分の量の成分で接種が行われています。
2023年2月9日(木)
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