中央社会保険医療協議会(厚生労働相の諮問機関)は8日、塩野義製薬の新型コロナウイルス感染症の飲み薬「ゾコーバ」を保険適用し、医薬品の公定価格である薬価を治療1回当たり約5万1850円にすると承認しました。新型コロナや季節性インフルエンザの既存の治療薬を類似薬として比較し、算出しました。
公費負担の対象のため、患者は引き続き当面無料。公費負担が終了すれば、窓口負担が3割の人で1万5000円超を払うことになります。
これまでは国が買い上げ、医療機関などに配ってきました。15日からの保険適用を予定し、以降は通常の医薬品と同様の市場流通に切り替えていきます。
政府は新型コロナの法律上の位置付けを5月8日から「5類」へと移行させます。外来や入院の診療費に自己負担を求める一方、急激な負担増にならないよう、「ゾコーバ」などの新型コロナ薬の患者負担は9月末まで無料を継続します。
2023年3月8日(水)
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