素材メーカーの山本化学工業(大阪市生野区)は17日、着用するだけで血流を改善する家庭用医療機器「メディカルシンセンサー」を発表しました。上下セパレートの長袖、長パンツのウエアで、遠赤外線によって血行を促進し、疲労回復や筋肉の凝りを緩和する効果が期待できるといいます。
太陽光の赤外線を特殊な素材が吸収、放射することで、着用者の血流を改善する仕組み。デザインは欧米を中心に「自宅から1・6キロの範囲で着られる服」として流行しているワンマイルウエアを意識し、日常的に着用してもらうことを目指しています。
同社によると、20分間の着用で血流量が22・2%改善することが確認され、血行促進や疲労回復などの効果が得られるといいます。臨床試験などで効果が証明され、昨年10月に厚生労働省から家庭用医療機器として認可を受けました。
価格は上下1セット17万6000円(税込)で、3月20日から受け付けを開始します。
山本富造社長は、「新型コロナウイルス禍で、高齢者だけでなく若者も体に不調が起きている。血行をよくすることで体調を改善する助けになれば」と話しています。
2023年3月19日(日)
0 件のコメント:
コメントを投稿