国連児童基金(ユニセフ)が20日に公表した報告書は、新型コロナウイルス流行に伴う医療体制の逼迫や外出制限の影響で、2019~2021年に約6700万人の子供がワクチンの定期予防接種の機会を逃したと推定し、そうした子供への接種を促す取り組みが急務だと訴えました。
ジフテリアと破傷風、百日ぜきを予防する3種混合ワクチンの接種を完了した子供は、期間中に86%から81%に低下しました。はしかのワクチンも同じ割合で減り、2022年に感染者が急増しました。
報告書は新型コロナ対策を優先して定期接種を中断せざるを得ない国が多かったと指摘しています。
接種を逃した子供6700万人のうち、4800万人がすべての定期接種を受けられませんでした。ユニセフは、ポリオやはしかの流行に警鐘を鳴らしました。
2023年4月21日(金)
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