子供用の薬用歯磨き「チェック・アップコドモA」の使用後に急性アレルギー反応「アナフィラキシー」が起きたとされるケースが、昨年12月から今年5月までの半年間に3件報告されたため、厚生労働省は19日、都道府県などに対し、医療関係者に注意喚起するよう通知しました。
厚労省によると、アナフィラキシーが起きたとされる3人は4~9歳で、食物アレルギーやアトピー性皮膚炎、ぜんそくなどの病歴がありました。
この歯磨きとの因果関係は明らかではないものの、「安全性をより注視していく必要がある」としています。この製品について過去10年間にアナフィラキシーの報告はありませんでした。
製造販売する「ライオン歯科材料」によると、2011年から歯科医院向けに販売されており、これまでに約1800万本が出荷されています。
自宅で使うケースもあるため、厚労省はアナフィラキシーが起きた場合は使用を中止し、製品を持参して速やかに医療機関を受診するよう呼び掛けています。
2023年5月27日(土)
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