2023/07/15

🟧エイズ感染者、死者ともに減少 国連、2030年までに終結可能

 国連合同エイズ計画(UNAIDS)は13日、2030年までに公衆衛生上の脅威としての「エイズ(AIDS、後天性免疫不全症候群)を終結できる」と主張しました。ただ、世界の指導者が機会を逸しなければだと警告しました。

 UNAIDSのウィニー・バイアンイマ事務局長は、「我々は依然としてエイズ終結の軌道にはいない」としながらも、政治・経済的選択により「軌道に乗せることはできる」と述べました。

 アフリカなど大規模支援が行われている国では、エイズウイルス(HIV)感染対策が大きな効果をみせているといいます。

 サラハ以南のアフリカには世界のHIV陽性者の65%が暮らしています。

 UNAIDSは報告書で、20年前は毎年250万人がHIVに感染し、200万人がエイズで死亡しており、流行は止められないようにみえたと指摘。しかし、2022年の新規感染者数は約130万人で、ピークだった1995年から59%減りました。一方、エイズ関連疾患での死者数は63万人と、ピークの2004年の200万人から69%減となりました。感染者、死者ともに減少傾向が続いています

 UNAIDSによると、2022年の世界のHIV陽性者数は3900万人。うち2980万人はエイズ発症を予防する抗レトロウイルス療法を受けており、2010年の770万人から大幅に増加しています。残りの抗レトロウイルス療法を受けていない人のうち、66万人は子供だといいます。

 2023年7月15日(土)

0 件のコメント:

コメントを投稿

🟪小中学生の体力調査、中学生男子はコロナ感染拡大前を上回る

 全国の小学5年生と中学2年生を対象に、50メートル走など8つの項目で体力や運動能力を調べる今年度の国の調査で、中学生の男子の合計点は新型コロナウイルスの感染拡大前を上回りました。一方で、小学生の男女は低下傾向にあり、スポーツ庁は運動の機会を増やす取り組みに力を入れていく方針で...