新型コロナウイルスの全国の感染状況は、7月9日までの1週間では1つの医療機関当たりの平均の患者数が9・14人で、前の週の1・26倍となっています。45の都道府県で前の週より増加していて、厚生労働省は「特に九州や中国、四国では前の週より増加幅が大きい県が多く、引き続き感染状況を注視したい」としています。
厚生労働省によりますと、7月3~9日の1週間に全国約5000の医療機関から報告された新型コロナの患者数は、前の週から9361人増えて4万5108人となりました。
また、1つの医療機関当たりの平均の患者数は9・14人で前の週の1・26倍となりました。前の週から増加が続くのは14週連続となります。
7月8日で、新型コロナの感染症法上の位置付けが「5類」に移行して2カ月がたちましたが、今回発表された7月9日までの1週間と、5類移行直後の5月14日までの1週間を比べると3・48倍となりました。
都道府県別では、多い順に沖縄県が41・67人、鹿児島県が17・18人、宮崎県が16・0人、佐賀県が15・33人、熊本県が11・99人などとなっていて、45の都道府県で前の週より増加しています。沖縄県は依然突出して多いものの、前週比0・86倍で減少しました。少なかったのは青森県4・35人、富山県4・58人、秋田県4・87人など。
このほか、7月9日までの1週間に新たに入院した人は全国で6096人で、前の週と比べて602人の増加となりました。
厚労省は全国の流行状況について、「全国的に緩やかな増加傾向が続き、特に九州や中国、四国では前の週より増加幅が大きい県が多く、また沖縄県では前の週よりは減少したものの依然として高い水準が続いている。引き続き感染状況を注視したい」としています。
2023年7月14日(金)
0 件のコメント:
コメントを投稿