総務省消防庁は11日、熱中症で3~9日の1週間に全国で3964人が救急搬送されたとの速報値を公表しました。今年の統計を開始した5月1日以来、1週間の搬送者数としては最多。前週(6月26日~7月2日)の3227人から737人増えました。
茨城、長野両県で1人ずつ、計2人の死亡が確認されました。
気象庁によると、東日本や西日本、沖縄・奄美は最高気温の高い日が今後続き、35度以上の猛暑日も予想されます。消防庁はこまめな水分補給、適切なエアコン使用などの対策を呼び掛けています。
3週間以上の入院が必要な重症者は58人、短期の入院が必要な中等症は1271人でした。搬送者のうち、65歳以上の高齢者が2324人と全体の58・6%を占めました。
熱中症の発生場所は、自宅の敷地内などの「住居」が1651人と最も多くなりました。
2023年7月11日(火)
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