新型コロナウイルスの全国の感染状況は、8月20日までの1週間では1つの医療機関当たりの平均の患者数が17・84人で、前の週の1・26倍となっています。厚生労働省は「お盆期間や祝日に人に会う機会が増えた影響などもあり、緩やかな増加に転じた。例年、お盆が明けた時期に感染拡大のピークを迎える傾向があり、このまま増加傾向が続くかどうか注視したい」としています。
厚労省によりますと、8月14日から20日までの1週間に全国約5000の医療機関から報告された新型コロナの患者数は、前の週から1万9686人増えて8万6756人となりました。
また、1つの医療機関当たりの平均の患者数は17・84人で、前の週の1・26倍となりました。直近は2週連続で減少していましたが、今回、増加に転じ、感染症法上の位置付けが5類に変更された5月8日以降で最多となりました。
都道府県別では多い順に、岐阜県が31・03人、岩手県が30・42人、秋田県が28・48人、茨城県が27・42人、石川県が26・69人、青森県が25・93人、愛知県が25・69人、福島県が25.・27人などとなっていて、41の都道府県で前の週より増加しています。前週比が最も高かったのは秋田県の2・42倍。
少なかったのは沖縄県7・65人、鹿児島県10・89人、東京都10・96人、大阪府11・88人、福井県12・51人、兵庫県12・70人。
このほか、8月20日までの1週間に新たに入院した人は全国で1万3135人で、前の週と比べて554人増加し、前週比1・04倍となりました。
2023年8月31日(木)
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