新型コロナウイルスの影響で運航が休止されていた茨城空港と中国・上海とを結ぶ直行便が4日、3年半ぶりに運航を再開し、多くの搭乗客が降り立ちました。
茨城空港と海外を結ぶ便は、新型コロナの感染拡大の影響で3年間休止されていましたが、今年3月に再開され、台湾の台北を結ぶ定期便などが運航されています。
4日からは中国の格安航空会社、「春秋航空」が運航する上海浦東国際空港と茨城空港を結ぶ定期便が週4往復で再開されました。
正午すぎ、最初の便が茨城空港に到着すると約100人の乗客が次々に降りていきました。
到着ロビーでは、茨城県の関係者などが「ようこそ茨城へ」と書かれた横断幕を持って出迎え、地元でつくられたヨーグルトやお菓子、それに観光パンフレットなどを手渡していました。
上海から到着した中国人の乗客は、「新型コロナで日本にこられなかったので期待してきました。茨城空港は東京への直行バスもあり、観光に便利です」と話していました。
茨城空港と上海を結ぶ定期便は2010年に就航し、価格の安さなどから最も多い時期には週8往復運航されていました。
茨城県営業戦略部の鈴木信昭空港対策監は、「茨城県を始めとした関東地方に多くの旅行客が訪れ、経済的な交流が活発化していくと期待している」と話しています。
2023年8月4日(金)
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