製品評価技術基盤機構(NITE)は8月31日、65歳以上の高齢者による電動車いすの事故が今年1~7月に8件発生し、過去10年で最多だった2018年と2020年の年間発生件数に並んだと発表しました。新型コロナウイルスの「5類」移行で外出機会が増える中、久しぶりの車いす操作に不慣れなことが原因とみています。
被害状況別では、死亡6件、重傷1件、製品破損1件。事故内容別では電車との接触3件、転倒3件、転落2件でした。
NITEによると、2013年~2023年7月に発生した高齢者の電動車いすの事故は52件で、死亡(26件)と重傷(16件)で約8割を占めます。
NITEは、「乗車前に十分に練習し、利用する道路などの状況を介護者とよく確認してほしい」としています。
2023年9月4日(月)
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