東京都は7日、8月28日~9月3日の直近1週間の新型コロナウイルスの定点医療機関当たりの患者報告数を17・01人と発表しました。前の週の14・53人からおよそ1・17倍に増加し、新型コロナの感染症法上の5類移行後、最多を更新しました。
5類移行後初の公表となった5月8~14日分の患者報告数は、2・4人でした。その後じわりと増加を続け、7月末には10人を超えていました。
東京都が感染状況の分析を依頼する専門家は、「すべての年代で前週より増加している。重症化リスクの高い高齢者などの感染拡大を警戒する必要がある」とコメントしました。
一方、「入院患者数」や「外来の逼迫(ひっぱく)状況」など4項目について、都は国に準じて感染拡大の注意喚起を促す目安を示しています。7日時点でこの目安を超えたのは「入院患者数」の2782人(目安は2230人以上)と「確保病床使用率」の50・4%(目安は50%超)。都の担当者は、「目安は超えたものの、確保病床以外の幅広い医療機関での入院受け入れは進んでいるが、それに伴う一般医療への影響が危惧される」としています。
2023年9月8日(金)
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