ヨーロッパ連合(EU)の気象情報機関「コペルニクス気候変動サービス(C3S)」は6日、今年6~8月の世界平均気温が観測史上最高を記録したとし、また2023年は人類史上最も暑い年になる可能性が高いと発表しました。
C3Sは同日公開した報告書で、北半球が夏となる6~8月の今年の世界の平均気温は16・77度で、1940年からの観測史上最高だった2019年の16・48度を上回ったと明らかにしました。今年8月の世界の平均気温も、同月としては史上最高を記録しました。
C3Sのサマンサ・バージェス副所長は、「前月までの3カ月は、過去約12万年間、いい換えれば人類史上で最も高温だった」と述べました。
ここ3カ月には熱波、干ばつ、山火事がアジア、アフリカ、ヨーロッパ、北アメリカを襲い、経済や生態系、人々の健康に甚大な影響を与えました。
2023年9月7日(木)
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