厚生労働省は27日、全国約5000の定点医療機関から16~22日に報告されたインフルエンザの感染者数は計8万1160人で、1医療機関当たり16・41人だったと発表しました。前週比1・48倍で、沖縄県を除く46都道府県で増加。全国の推計感染者数は約54万4000人でした。
都道府県別で1医療機関当たりの感染者数が最多なのは愛媛県の39・90人で、「警報」の基準となる30人を上回りました。次いで多いのは千葉県29・39人、埼玉県28・41人で、警報目前となっています。「注意報」レベルの1医療機関当たり10人を超えたのは31都府県。
少なかったのは福井県2・15人、富山県3・42人、岩手県3・62人など。休校や学級閉鎖などになったのは全国で計3751施設でした。
新型コロナウイルスの流行が始まった2020年以降はインフルエンザの流行規模が小さく、免疫が低下するなどして、すべての年代が感染しやすくなっているとみられます。
厚労省はマスク着用や手洗いなど、基本的な感染対策が有効だと呼び掛けています。
2023年10月27日(金)
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