2023/10/24

🟩プール熱の患者数、3週間ぶりに減少 専門家「流行は落ち着くだろう」

 子供を中心に感染する咽頭結膜熱、いわゆるプール熱の患者数が3週間ぶりに減少しました。

 咽頭結膜熱、いわゆるプール熱は、子供を中心に高熱や結膜炎などの症状が出るウイルス性の感染症で、せきやくしゃみなどの飛まつで感染するほか、ウイルスが付着したタオルや

プールでの接触などを介しても感染します。

 国立感染症研究所によりますと、10月15日までの1週間に全国約3000の小児科の医療機関から報告された患者の数は5516人で、前の週よりも300人余り減少しました。

 1医療機関当たりでは1・75人で、過去10年で最多だった前の週よりも0・12人少なくなっています。患者数が減少するのは3週間ぶりです。

 地域別では、福岡県が5・62人、沖縄県が5・19人、奈良県が4・15人、佐賀県が3・22人、大阪府が3・06人となり、国の警報レベルの目安となる「3」人を超えています。

 子供の感染症に詳しい国立病院機構三重病院の谷口清州院長は、「すでに多くの人が感染したため、今後、流行は落ち着くだろう。一方、インフルエンザの患者数が増え始めていて、過去3年間大きな流行がなかったことを考えると、今年は大きな流行になるリスクがある。体調不良の時は休み、熱が続く時は医療機関にゆくなど引き続き注意をしてほしい」と話しています。

 2023年10月24日(火)

0 件のコメント:

コメントを投稿

🟪小中学生の体力調査、中学生男子はコロナ感染拡大前を上回る

 全国の小学5年生と中学2年生を対象に、50メートル走など8つの項目で体力や運動能力を調べる今年度の国の調査で、中学生の男子の合計点は新型コロナウイルスの感染拡大前を上回りました。一方で、小学生の男女は低下傾向にあり、スポーツ庁は運動の機会を増やす取り組みに力を入れていく方針で...