長崎大学病院(長崎市)は10月30日、国内1000例目の脳死による臓器提供に伴って肝臓の移植手術を28日に同病院で実施したと公表しました。提供を受けたのは原発性硬化性胆管炎の30歳代男性で、術後の経過は良好といいます。
日本臓器移植ネットワークによると、1000例目は中国・四国地方の病院に脳出血で入院していた60歳代男性。家族が臓器提供に同意し、10月26日午後7時22分に脳死と判定されました。28日午前5時15分に摘出手術を開始。長崎大学病院では午前9時15分に移植手術を始め、午後1時44分に臓器が到着し、午後8時41分に終了しました。
肝臓以外の移植手術はいずれも長崎県外で行われ、60歳代男性に心臓、40歳代男性に肺、50歳代女性と40歳代男性に腎臓が提供されたといいます。
同病院でこれまでに、脳死と判定されて臓器提供者(ドナー)となった事例は15件あるといいます。
2023年11月1日(水)
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