厚生労働省は8日、医療機関の入院患者が自己負担する食事代について、国が定める1食当たり原則460円を、30円増の490円とする方針を決めました。物価高騰で仕入れ費用が増えていることに対応し、早ければ2024年6月に引き上げます。同日の社会保障審議会の部会で提案し、了承されました。
現行制度では、医療機関は入院患者の自己負担460円に、公的医療保険からの給付180円を加えた計640円で食材費を賄っています。詳しい引き上げ時期は12月中に決める見通し。引き上げまでの間も物価高に対応するため、医療機関に対し1食20円相当を交付金などで支給します。
2023年12月9日(土)
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