厚生労働省は22日、全国約5000の定点医療機関が11~17日に報告した季節性インフルエンザ患者数は14万7858人で、1医療機関当たり29・94人だったと発表しました。前週(33・72人)比0・89倍と減少しましたが、23道県で警報レベルとされる「30人」を超え、例年の同時期と比べて患者数が多い状況が続いています。
国立感染症研究所によると、全国の推計患者数は約101万9000人でした。直近5週間
で検出されたウイルスはA香港型と呼ばれるH3型が58%、2009年に新型として流行したH1型が38%で、2つのタイプのA型が同時に流行しています。
都道府県別で1医療機関当たりの患者数が最も多かったのは大分県55・17人、最も少なかったのは沖縄県9・61人。休校や学年・学級閉鎖は全国で計6334校で、前週の6382校から48校減りました。
多くの人は軽症ですむものの、子供が感染するとインフルエンザ脳症を発症する場合があ
ります。沖縄県は20日、10月から11月にかけて県内に住む16歳未満の子供がインフルエンザA型に感染し、インフルエンザ脳症で死亡した事例が2例あったと発表しました。
2023年12月23日(土)
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