愛知県の大村秀章知事は24日に臨時会見を行い、同日付で新型コロナウイルスの入院患者向け病床段階を「段階0」から「段階1」へ引き上げ、重症・中等症などの患者を受け入れる病床を109床確保すると発表しました。
23日時点での新型コロナによる入院患者数は1080人となり、1週前と比べて219人増加。入院患者が1000人を超えるのは、昨年9月以来、4カ月ぶりとなります。
新型コロナの確保病床については、昨年10月から国の方針で新たな指標が設定されており、入院患者数872人未満の「段階0」、872人以上の「段階1」、1308人以上の「段階2」、2092人以上の「段階3」の4段階となっています。愛知県は11月以降、確保病床の必要がない「段階0」で運用していましたが、入院患者数が「段階1」の指標に達したため引き上げに至ったということです。
県内では新型コロナの感染者が増加しており、15日から21日までの1週間の感染者は3379人、1定点医療機関当たりの報告数は17・33人となり、昨年11月下旬から9週連続で増加。大村知事も17日の会見で「第10波に入った」と危機感を示していました。
今回の病床段階の引き上げについて大村知事は、「コロナ感染者の入院対応が可能な医療機関は296病院あり、医療体制は万全を期しておりますので、ご安心いただきたい」と述べました。
2024年1月25日(木)
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