群馬県は23日、85カ所の定点医療機関から15~21日に報告された新型コロナウイルス感染症の1医療機関当たりの患者数が前週比6・16人増の14・88人となり、昨年9月以来18週ぶりに10人を超えたと発表しました。増加は4週連続。入院患者も増えており、県は新型コロナ用の病床確保数を増やして対応しています。
1医療機関当たり10人はインフルエンザの場合、県が「注意報」を発令する水準。県内12保健所別では、利根沼田の37・33人が最も多く、次いで富岡の22・33人、渋川の20・50人でした。社会福祉施設と医療機関での集団感染が、27施設で計391人報告されました。
県衛生環境研究所は、「冬休みが明けて学校が再開したことや、施設の集団感染が増えたことが影響した可能性がある」と指摘しています。国内で感染が拡大している新たな変異型「JN・1」が、県内でも確認されているといいます。
厚生労働省が毎週公表している群馬県内の入院患者数は、17日時点で前週比91人増の327人。県は同日、さらなる入院患者の増加に備え、コロナ用に空けておく県内の「即応病床」数をゼロから41床に引き上げました。
一方、インフルエンザの患者数は1医療機関当たり14・42人で、前週から4・34人増えました。増加は6週ぶり。
保健所別では、利根沼田の32・00人が最も多く、渋川の22・67人、桐生の21・25人と続きました。保育所や幼稚園、小中学校などの休校、学年・学級閉鎖は17市町村の35校で報告されました。
2024年1月24日(水)
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