東京都内の感染症について、都は18日、1月14日までの1週間の1医療機関当たりの感染者数などを公表しました。
新型コロナウイルスは5・66人と、前の週の1・67倍となりました。入院患者数は1月15日の時点で1531人と、7週続けて増加傾向にあるということです。
また、咽頭結膜熱が0・93人で、前の週の1・33倍、インフルエンザは10・11人で、前の週の1・29倍でした。
主に子供が感染し発熱などの症状が出る溶連菌感染症の一種、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は2・85人で、前の週の1・91倍でした。
いずれの感染症も前の週に比べて増えていますが、都は前の週の数値について、医療機関が年始に休診していた影響を受けた可能性があるとしています。
都は引き続き、咽頭結膜熱については警報を、インフルエンザについては注意報を出して、こまめな手洗いや、場面に応じたマスクの着用など感染対策を呼び掛けています。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎については、基準を下回ったとして警報を解除しました。
一方、新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県は18日、県内362カ所の定点医療機関で報告された感染者数を公表しました。8~14日の1週間で、1医療機関当たりの平均患者数は6・05人で、前週に比べ2・71人増えました。増加は9週連続。
報告された患者数は全県で2190人。定点医療機関当たりでは、横浜市が4・73人、川崎市が6・30人、相模原市が6・74人、政令市以外の県域が7・25人でした。17日時点の入院患者数は808人(前週比85人増)で、うち重症者は19人(増減なし)でした。
また、同期間の季節性インフルエンザは定点医療機関当たりの平均患者数が11・96人で、前週に比べ4・19人増加しました。
報告された患者数は全県で4328人。定点医療機関当たりでは横浜市が10・31人、川崎市が13・95人、相模原市が12・18人、政令市以外の県域が12・83人でした。
2024年1月19日(金)
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