福岡県は8日、県内198カ所の定点医療機関から報告されたインフルエンザの感染者数が1月29日~2月4日の1週間で、前週比1・64倍の1万1358人だったと発表しました。1万人を超えるのは、コロナ禍前の2019年1月以来。
3週連続の増加で、1医療機関当たりは57・36人でした。11週連続で、大きな流行の発生や継続が疑われることを示す「警報レベル」の基準値30人を超えています。
県の医師会によりますと、インフルエンザB型の感染者が急増しているということです。県は「2月中は流行が見込まれ、さらに感染者が増える可能性がある」としており、感染拡大防止のため手洗いや、適切なマスクの着用を呼び掛けています。
新型コロナウイルスの同期間の感染者数は、前週比1・22倍の2765人。11週連続の増加となり、1医療機関当たりは13・96人でした。
また、子供の感染が多く、高熱やのどの痛みなどの症状が出る「咽頭結膜熱」と、「A群溶血性レンサ球菌咽頭炎」いわゆる「溶連菌感染症」も「警報レベル」が続いています。
2024年2月8日(木)
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