全国の医療機関から報告された患者の数が季節性インフルエンザは2週連続で、新型コロナウイルスは8週連続で減少しました。
厚生労働省によりますと、季節性インフルエンザについて全国約5000の定点医療機関から3月31日までの1週間に報告された患者数は、前の週より1万4321人少ない5万5189人でした。
1つの医療機関当たりの患者数は前の週と比べて0・79倍の11・18人となり、2週連続で減少しました。
都道府県別の感染状況をみると、愛媛県で25・80人、新潟県で24・12人、富山県で21・54人、群馬県で20・54人、福島県で17・76人などとなっていて、43の都道府県で前の週から減少しています。
このデータをもとに推計されるこの1週間の全国の患者数は、約34万3000人で、昨年9月4日以降の累積の患者数は、約1763万人と推計されています。
直近5週間に検出されたウイルスを分析すると、B型のインフルエンザが82%で最も多くなっています。
また、新型コロナウイルスについては、全国約5000の定点医療機関から3月31日までの1週間に報告された患者数は、2万5179人でした。
1つの医療機関当たりでは5・10人と8週連続で減り、前の週と比べて0・98倍となりました。
都道府県別にみると、1つの医療機関当たりで患者数が最も多かったのは秋田県の12・27人でした。
厚労省は、「患者数は減少傾向が続いているが、特にインフルエンザは例年に比べると多い。新学期が始まり、人の移動も増える時期のため、引き続き注意してほしい」としています。
2024年4月5日(金)
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