7月14日までの1週間に熱中症で病院に搬送された人は全国で6100人余りに上ったことが、総務省消防庁のまとめでわかりました。
総務省消防庁によりますと、7月8日から14日までの1週間に、熱中症で病院に運ばれた人は、全国で合わせて6194人で、前の週(9105人)より約2900人減ったものの、前の年の同じ時期(6354人)と同水準で高い数字となっています。
このうち、死亡した人は5人、入院して集中治療の必要性のある「重症」が186人、病院への搬送を必要とする「中等症」が2156人、現場での応急処置で対応できる「軽症」が3789人でした。
年齢別では、65歳以上の高齢者が3970人と、全体の6割余りを占めたほか、18歳以上65歳未満が1796人、7歳以上18歳未満が389人、7歳未満が39人でした。
都道府県別では、東京都が725人と最も多く、次いで、埼玉県の492人、大阪府の481人、愛知県の449人、千葉県の385人などとなっています。
また、熱中症となった場所別では、住宅が3050人、次いで、道路が1036人、工事現場や作業所などが563人などとなっています。
気象庁によりますと、東日本と西日本では、18日から7月24日ごろにかけ、沖縄・奄美では7月24日ごろにかけて、高気圧に覆われて晴れ、猛烈な暑さとなるところがある見込みです。
総務省消防庁は、梅雨明け前後の湿度が高い、蒸し暑い日に熱中症が増加する傾向にあるとして、適切に冷房を使用したり、こまめに水分を補給したりするほか、作業を行う時は適度に休憩するなど、熱中症への対策を呼び掛けています。
2024年7月18日(木)
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