アフリカで感染が拡大しているエムポックス(サル痘)について、パキスタンの保健当局は国内で1人の感染が確認されたと発表しました。エムポックスの感染はアフリカ以外ではスウェーデンでも確認されていて、感染のさらなる広がりが懸念されています。
エムポックスは、発熱や発疹などの症状が現れるウイルス性の感染症で、2022年に欧米を中心に感染者の報告が相次ぎましたが、世界保健機関(WHO)によりますと、アフリカ中部のコンゴ民主共和国(旧ザイール)を中心に再び感染が拡大しているということです。
エムポックスについて、パキスタンの保健当局は16日、国内で1人の感染が確認されたと発表しました。感染者は、中東への渡航歴があったということで、感染者と接触した可能性のある人たちの追跡調査を行っているとしています。
エムポックスを巡っては15日、重症化しやすいタイプの「クレード1(コンゴ盆地系統群)」ウイルスの感染がアフリカ以外では初めて、スウェーデンで確認されています。
パキスタンの保健当局の発表では、ウイルスのタイプは明らかにされていません。
WHOは14日にエムポックスの感染がアフリカ以外にも広がる恐れがあるとして、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言したばかりで、感染のさらなる広がりが懸念されています。
2024年8月18日(日)
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