2024/09/24

🟧脳死判定の20歳代男性の心臓など4臓器提供、家族が承諾 鹿児島大で摘出、九州大などで移植へ

 鹿児島大学病院で23日午前、臓器移植法に基づく脳死と判定されていた20歳代男性の心臓、肝臓、腎臓、すい臓が摘出されました。鹿児島県内で公表された脳死判定による臓器提供は10例目、全国では1124例目。

 日本臓器移植ネットワークによると、男性は重症頭部外傷で鹿児島大学病院に入院していました。脳死判定は1回目が20日午後4時すぎ、2回目が21日午前10時45分に終わりました。本人から臓器提供の意思表示はなかったものの、家族が承諾しました。

 心臓は千葉大学医学部付属病院で40歳代男性に、肝臓は東京大学医学部付属病院で20歳代男性に、腎臓とすい臓は自治医科大学付属病院で60歳代男性に、もう1つの腎臓は九州大学病院で10歳代男性に移植される予定。

 臓器移植法は1997年施行。2010年に改正され、本人の意思表示が不明な場合は、家族の承諾があれば提供が可能になりました。

 2024年9月24日(火)

0 件のコメント:

コメントを投稿

🟥COP30、合意文書採択し閉幕 脱化石燃料の工程表は見送り

 ブラジル北部ベレンで開かれた国連気候変動枠組み条約第30回締約国会議(COP30)は22日、温室効果ガス排出削減の加速を促す新たな対策などを盛り込んだ合意文書を採択し、閉幕した。争点となっていた「化石燃料からの脱却」の実現に向けたロードマップ(工程表)策定に関する直接的な記述...