2024/11/26

🟩マイコプラズマ肺炎の患者数、過去最多をさらに更新 1医療機関当たり2・84人

 発熱や長引くせきといった症状が特徴で、子供が感染することの多いマイコプラズマ肺炎の流行が続いています。11月17日までに全国の医療機関から報告された患者数は1医療機関当たり2・84人と過去最多を更新しました。

 マイコプラズマ肺炎は子供に多い細菌性の感染症で、飛まつや接触で広がり、感染すると発熱や全身のけん怠感、頭痛、せきといった症状がみられます。

 中でもせきは1週間以上続くことがあるほか、一部の人は肺炎が重症化したり衰弱したりして入院するケースもあります。

 国立感染症研究所のまとめによりますと、11月17日までの1週間に全国約500カ所の医療機関から報告された患者数は1医療機関当たり前の週から0・41人増加して2・84人と、これまでで最も多かった10月下旬の2・49人を上回り、現在の方法で統計を取り始めてから最も多くなりました。

 都道府県別でみますと、最も多いのが福井県で8・83人、次いで青森県で5・00人、茨城県で4・92人、京都府で4・71人、北海道で4・59人、広島県で4・50人、埼玉県、愛知県で各4・33人、東京都で4・32人、岐阜県で4・20人、奈良県で4・17人と続きます。

 日本呼吸器学会などは、マスクの着用や手洗いといった基本的な感染対策を徹底することや、せきなどの症状があって周囲にも同じような症状の人がいる場合は医療機関を受診することなどを呼び掛けています。

 2024年11月26日(火)

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