2024/12/10

🟪エムポックスの治療薬、国内で初承認へ アフリカ中央部で流行

 エムポックス(サル痘)の治療薬として、j厚生労働省の専門家部会は6日、抗ウイルス薬「テコビリマット」(商品名テポックス)の国内での製造販売の承認を了承しました。承認されると、国内で初のエムポックスの治療薬となります。

 テコビリマットは飲み薬で、ヨーロッパでは天然痘やエムポックスの治療薬として承認されています。国内では日本バイオテクノファーマ(東京都中央区)が承認申請しました。専門家部会では、エムポックスのほか、天然痘や牛痘などに対する治療薬として了承されました。感染症危機対応として国が備蓄することも検討しているといいます。

 エムポックスは発疹や発熱などの症状が出る感染症で、感染者の体液や使用した寝具類などを介した濃厚接触がある場合に感染するとされます。世界保健機関(WHO)はエムポックスについて、今年8月、2022年に続いて2度目の「国際的な公衆衛生上の緊急事態」を宣言し、現在、アフリカ中央部を中心に流行が広がっています。

 国内では2022年7月に最初の患者が報告され、これまでに252人(6日時点)が報告されています。

 2024年12月10日(火)

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