エーザイとアメリカのバイオジェンは27日、アルツハイマー病治療薬「レカネマブ(製品名:レケンビ)」について、継続して治療した後は投与頻度を減らせる治療法の承認をアメリカ食品医薬品局(FDA)から取得したと発表しました。現在の2週間に1回の投与頻度を4週間に1回に移行できます。患者や家族の通院負担を減らせます。
アメリカで隔週投与の治療を1年半続けた後が対象になります。レカネマブは脳内にたまった原因物質の1つ「アミロイド」を取り除きます。2週間に1度、1年半投与することで症状の進行を27%抑えます。
だが治療を中止すると、症状の進行速度が薬を使わなかった場合と同等に戻ることが確認されています。継続して投与することで、治療効果が持続するとしています。
似た作用の薬で、日本とアメリカで承認されたアメリカのイーライリリーの「ドナネマブ(製品名:キスンラ)」は、アミロイドが十分除去できれば投薬を終えられると想定しており、2つの薬の長期的な費用対効果が注目されています。
2025年1月27日(月)
0 件のコメント:
コメントを投稿