医師免許を持たずに、医療行為をした疑いで29日、鹿児島市のエステティックサロン経営の女が逮捕されました。
医師法違反(無資格医業)の疑いで逮捕されたのは、鹿児島市照国町の会社役員・大人初代容疑者(72)です。
鹿児島中央警察署によりますと、大人容疑者は2022年8月2〜23日、医師免許を持っていないにもかかわらず、経営するエステサロン「からだ研究所」で30〜70歳代の男女3人に対し、医療用のピンセットを使って皮膚などを削る医療行為をした疑いがもたれています。
「悪いところを治すには悪い血を出さないといけない」と話し、ピンセットを首や腕、額などにこすりつけ、3人は流血するけがをしたということです。
同署によると、3人はがんなどの体調不良を理由にエステサロンに通っていました。2024年3月、30歳代と60歳代の女性が「ピンセットで削られる、激痛を伴う施術を受けた」と署に相談。その後の捜査で、70歳代男性も施術を受けていたことが判明しました。被害者は「病院で治らない難病も治せる」などのうわさを聞いてエステサロンを訪れていました。
取り調べに対し、大人容疑者は「間違いない」と容疑を認めているということです。警察はほかに被害者がいないかなど調べています。
2025年1月30日(木)
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