新潟水俣病の被害を訴えている人を患者と認めるかどうかを判断する新潟県と新潟市の審査会の結果が公表され、新たに1人が水俣病と認定されました。認定は2021年以来、およそ4年ぶりです。
県と市は、国の基準に沿って新潟水俣病の患者と認めるかどうかを判断する審査会を年に数回、開いています。
今年3月の審査会の結果を受け、県と市は今月、県内外に住む50歳代から80歳代の男女24人のうち、1人を水俣病と認定しました。このほかの14人は棄却したほか、9人について判断を持ち越しました。
新潟水俣病を巡っては4月末までに2767件の申請が出され、今回認定された1人を含め、これまでに717人が認定されています。棄却は計1649人、審査待ちは57人となりました。
新潟県の花角英世知事は「一人ひとりの事情に配慮しながら丁寧な審査が行われたと受け止めている。引き続き丁寧な審査を期待している」とコメントしています。
新潟市の中原八一市長は「一人一人の状況を丁寧に審査していただいたと考えている。引き続き、審査会には迅速かつ丁寧な審査をお願いしていく」とコメントしています。
2025年5月25日(日)
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