京都市は22日、伝染性紅斑(リンゴ病)の報告数が基準値を超えたとして、警報を出しました。警報は集計が始まった1999年以来初めて。また京都府も同日、初めて府内全域に警報を出し、感染防止を呼び掛けています。
リンゴ病は、両頬に赤い発疹ができ、微熱やせきなどの症状が出ます。主に10歳未満を中心とした感染症ですが、成人もかかります。せきやくしゃみ、接触で感染し、発疹の7~10日前に微熱などの風邪症状が現れ、最も感染力が高くなります。予防するワクチンや薬はなく、妊婦の場合は胎児にも感染し、流産の恐れなどがあります。
京都市によると、市内の医療機関の報告数が、5月12〜18日の1週間で基準値の2を超えて2・55となり、51人が発症しました。直近の5年間で感染者はほとんどいなかったといいます。市は「風邪症状がある場合は手洗いやマスクを心掛け、体調管理をしてほしい」としています。
府によると、乙訓、南丹保健所管内でも基準に達しました。
2025年5月23日(金)
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