今年5月から8月までに熱中症で医療機関に救急搬送された人は全国で9万人余りで、同じ時期の数としては、比較できる2015年以降2番目に多くなったことが総務省消防庁のまとめでわかった。
総務省消防庁によると、今年5月から8月までに熱中症で医療機関に救急搬送された人は全国で9万744人に上り、同じ時期の数としては5月分の調査を始めた2015年以降、2番目に多くなった。
また、8月の搬送者の数は全国で3万1526人となっていて、死亡したのは39人、入院が必要な「重症」や「中等症」が合わせて1万1458人、「軽症」が1万9936人だった。
年齢別では、65歳以上の高齢者が1万7273人と、全体の半分以上を占めたほか、18歳以上65歳未満が1万1487人、7歳以上18歳未満が2641人、7歳未満が125人となっている。
場所別では、住居が1万1579人と最も多く、次いで、道路が6288人、屋外の競技場や駐車場などが4250人、工事現場や工場などが3472人となっている。
都道府県別では、東京都が3318人、大阪府が2219人、愛知県が2187人、埼玉県が1996人となっている。
総務省消防庁は「今週は暑さが戻るという予報があるほか、来月も全国的に平年より気温が高い見通しのため、引き続きこまめに水分を取るなど、熱中症の対策を心掛けてほしい」としている。
2025年9月25日(木)
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