住友生命保険は9日、家計に関するアンケートで、社会保険料の負担が「重い」と答えた割合が8割に上ったと発表した。物価高が響き、1カ月当たりの生活費は前年に比べて「増えた」が5割を占めた。
社会保険料について「非常に重いと感じている」との回答が45・2%で、「やや重いと感じている」は34・8%だった。「社会保険料の額を把握していない」は9・6%で、20歳代は18・2%と全体を大きく上回った。将来の社会保障に関しては、83・4%が「不安」を感じていると答えた。
家計への物価上昇の影響が「ある」と回答したのは82・9%で、前年(78・9%)から4ポイント上昇。影響があった項目は食費(91・3%)、電気代(61・5%)が多かった。
1カ月当たりの生活費が「増えた」は53・3%で、「変わらない」は44・3%だった。増加額の平均は9636円で、前回調査の2024年の8955円と比べ増えた。
コメの価格上昇や品薄の影響(複数回答)については「価格が高過ぎて購入を控えた時があった」が26・4%となった。「売り切れていて購入できない時があった」が23・9%で、「備蓄米を購入したことがある」は20・3%だった。5キロ当たりの適正価格を聞いたところ、「2000円以下」が最多の34・0%だった。
一方、年収見込み額が前年より「増える」との回答は14・3%にとどまり、779%が「変わらない」と答えた。
調査は9月4〜8日にインターネットで実施し、20~60歳代の正規雇用の男女5484人が回答した。
2025年10月9日(金)
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