インフルエンザの流行が昨年よりもおよそ1カ月早いペースで進んでいる。特に今シーズンは子供の患者が多く、専門家は学校での換気や人混みでのマスクの着用など対策を呼び掛けている。
国立健康危機管理研究機構などによると、11月23日までの1週間に全国約3000カ所の定点医療機関から報告されたインフルエンザの患者数は19万6895人と前の週のおよそ1・35倍に増えた。
1医療機関当たりの患者数は51・12人と今シーズン初めて50人を超え、昨年より、およそ1カ月早いペースで流行が進んでいる。
特に今シーズンは子供での感染が広がっていて、厚生労働省などによると年代別の患者数がわかっている11月9日までの1週間では、全国の定点医療機関から報告されたインフルエンザの患者8万4183人のうち、およそ80%に当たる6万7150人が20歳未満となっている。
日本小児感染症学会の理事長で、新潟大学医学部の齋藤昭彦教授は、「埼玉県や東京都などでは小児専門の病棟に入院する子供が増え、病床がひっ迫している医療機関もある。インフルエンザ脳症を起こすなどして重症化する子供も出ている」として、集団で過ごす時間が長い学校などでの換気や人混みでのマスクの着用、手洗いなどの感染対策のほか、重症化を防ぐためにもワクチン接種を検討してほしいとしている。
2025年11月30日(日)
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