2022/10/12

🟧塩野義製薬、新型コロナワクチン年内申請へ 3カ月先送り

 塩野義製薬は11日、開発中の新型コロナウイルス感染症のワクチンについて、年内に厚生労働省に製造販売承認を申請する方針を明らかにしました。これまで9月末の申請に向けて開発を進めてきたものの、予定を3カ月先送りして年内の申請を目指します。

 承認された場合の製造の準備に加え、臨床試験(治験)で使用したアストラゼネカ製ワクチンを巡り、情報開示の手続きに時間がかかっているといいます。

 タンパク質の断片「ペプチド」を使う新型コロナ治療薬候補については、開発を中止すると明かしました。オミクロン型の派生型「BA・2」に対して効果が十分に確認できず、治験に入る前の段階で開発を断念しました。

 また、塩野義製薬は11日、開発中の新型コロナウイルス感染症の飲み薬「ゾコーバ」について、発症を予防する効果を調べる臨床試験(治験)を12月から始めると明らかにしました。コロナ患者の同居家族に服用してもらい、発症するかどうかを調べます。日本やアメリカなどの2040人が対象で、2023年9月までに症例を集めたい考えです。

 さらに、11月には6~12歳未満の子供向けに「ゾコーバ」の治験を始める予定です。

 2022年10月12日(水)

🟧「屋外ではマスク着用は原則不要」ルールの周知徹底へ 加藤厚生労働相

 新型コロナウイルス対策でのマスク着用について、加藤勝信厚生労働相は11日の閣議後会見で「まずは今の考え方の周知を徹底していく」と述べ、屋外で距離が確保できればマスク着用の必要はない、などとする従来の政府ルールを続ける考えを強調しました。近いうちに新しい着用基準を示すことに否定的な考えを示した形です。

 マスク着用を巡っては、岸田文雄首相が6日の参院本会議の代表質問で「引き続き、屋外では原則不要。科学的な知見に基づき、世界と歩調を合わせた取り組みを進めていく」と答弁。木原誠二官房副長官は7日の記者会見で、「マスク着用のルールを含めた感染対策の在り方について、屋外屋内問わず、全体を整理する」と述べました。

 加藤厚労相は木原副長官の発言について、「新たな(ルールを示す)という言い方はされていないと思う」と言及。マスク着用については「いろいろな状況、海外の動向を踏まえながら、不断の見直しを図っていきたい」「今のマスク着用の考え方が、必ずしも政府が発信している話と、国民の皆さんとは、十分に共有できているとは言い難い状況。まずは周知徹底を図っていきたい」と述べた。

 新型コロナの感染対策としてのマスクの着用について、政府は、屋外では原則不要、屋内でも2メートルを目安に周りとの距離がとれ、会話をほとんど行わない場合には必要ないなどとするルールを示しています。

 2022年10月12日(水)

🟧全国の新型コロナ新規感染者は1万3055人 前週から2万7501人減少

 新型コロナウイルスの国内感染者は11日午後7時半現在、新たに1万3055人が確認されました。前週の同じ曜日(4日)と比べて2万7501人少なく、感染者は1週間で約3分の1になりました。死者は63人でした。

 新規感染者数を都道府県別にみると、最多の東京都は1504人で、前週より2806人少なくなりました。このほか、大阪府が976人、北海道が961人、神奈川県が941人、埼玉県が581人、千葉県が533人、愛知県が531人でした。

 また、新型コロナウイルスへの感染が確認された人で人工呼吸器や体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)をつけたり集中治療室などで治療を受けたりしている重症者は、11日時点で138人となっています。重症者の数は、10日と比べて4人増えました。

 10月6日に行われた自主検査を除くPCR検査などの数は、速報値で4万3607件でした。

 一方、厚生労働省は11日、大阪府内で新たに976人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。これで大阪府内の感染者の累計は211万7623人となりました。

 また、4人の死亡が発表され、府内で感染して亡くなった人は合わせて6515人となりました。重症者は20人です。

 2022年10月12日(水)

🟧東京都で新たに1504人が新型コロナ感染 14日連続で1週間前を下回る

 東京都は11日、新型コロナウイルスの感染者を新たに1504人確認したと発表しました。前週の同じ曜日(4日)より2806人減り、14日連続で1週間前を下回りました。60歳代から100歳以上の男女6人の死亡も発表されました。

 11日までの1週間の感染状況をみると、感染者は1日当たり2626・6人で、前週(3950・9人)の66・5%でした。

 新規感染者数を年代別でみると、最多は30歳代の283人で、20歳代の267人、40歳代の265人、50歳代の247人と続きました。65歳以上は55人でした。

 病床使用率は20・4%。「人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)を使用」とする都基準の重症者数は、前日より4人増えて12人でした。

 2022年10月11日(火)

2022/10/11

🟧中国、感染者ゼロでも都市封鎖 党大会会場の北京市から700キロ離れた山西省永済市

 中国共産党機関紙「人民日報」は11日、 習近平(シージンピン)政権が進める「ゼロコロナ政策」継続を訴える記事を掲載しました。16日開幕の第20回共産党大会終了後も、徹底した新型コロナウイルス対策が続くとの見方が広がっています。

 中国本土の市中感染者は10月以降、増加が続き、10日は2089人に上りました。「人民日報」はゼロコロナ政策を「持続し、必ず堅持すると深く認識しなければならない」と指摘。ゼロコロナ政策の継続で新型コロナの死亡率は極めて低く抑えられるとし、「我々の防疫対策は最も経済的、最も効果的だ」と主張しました。

 各地では党大会を前に厳戒態勢が敷かれ、過敏ともいえる対応もみられます。党大会会場の北京市から700キロ以上離れた山西省永済市では、一人も感染者が出ていないのに7日から10日にかけて事実上のロックダウン(都市封鎖)に踏み切りました。永済市は7日夕、市外への道路を封鎖し、市内の車両通行も制限、10日午前0時までの原則外出禁止を発表しました。

 上海市や江蘇省蘇州市も9日までに、大規模なPCR検査を始めました。

 交流サイト(SNS)では過剰だとの批判や、党大会のためだとする指摘が相次ぎました。中国は7日まで国慶節(建国記念日)の大型連休だったため、人の移動で感染が増えた地域があります。

 2022年10月11日(火)

2022/10/10

🟧東京都で新たに1372人が新型コロナ感染 前週より301人減

 東京都は10日、新型コロナウイルスの感染者を新たに1372人確認したと発表しました。前週の同じ曜日(3日)から301人減少し、13日連続で前の週の同じ曜日を下回りました。ました。80歳代から100歳以上の男女4人の死亡も発表されました。

 10日までの1週間の感染状況をみると、感染者は1日当たり3027・4人で、前週(4084・7人)の74・1%でした。

 新規感染者1372人のうち、419人は医療機関を受診せずに自主検査などで陽性と判明し、都の「陽性者登録センター」に登録した患者。

 新規感染者1372人を年代別でみると、最多は40歳代の267人で、20歳代が244人、30歳代が219人、50歳代が183人、10歳代が172人と続きました。重症化しやすいとされる65歳以上は99人でした。

 病床使用率は21・7%。「人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)を使用」とする都基準の重症者数は、前日と変わらず8人でした。

 2022年10月10日(月) 

🟧全国で新たに1万3038人が新型コロナ感染 死亡50人、重症134人

 厚生労働省によりますと、10日発表した全国の新たな感染者は空港の検疫などを含め1万3038人となっています。1週間前の月曜日から2129人減りました。また、全国で亡くなった人は50人、累計で4万5511人となっています。

 都道府県別で感染者が最も多かったのは、東京都の1372人。次いで北海道の923人、神奈川県の832人、大阪府の755人、広島県の693人、埼玉県の660人でした。

 また、新型コロナウイルスへの感染が確認された人で人工呼吸器や体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)をつけたり集中治療室などで治療を受けたりしている重症者は、10日時点で134人となっています。重症者の数は、9日と比べて3人減りました。

 一方、厚生労働省は10日、大阪府内で新たに755人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。これで、大阪府内の感染者の累計は211万6647人となりました。

 また、7人の死亡が発表され、府内で感染して亡くなった人は合わせて6511人となりました。重症者は20人です。

 2022年10月10日(月)

🟪新型コロナ、沖縄県が独自で注意喚起へ 流行時に「拡大準備情報」を発出 

 沖縄県は19日、新型コロナウイルス感染症の流行が疑われる場合、県独自で「新型コロナ感染拡大準備情報」を発出すると発表しました。新型コロナについては、過去の感染データの蓄積が乏しいことなどから、国がインフルエンザのような注意報や警報の発令基準を設けていない一方、重症化する高齢者...