2022/11/14

🟧新型コロナ、東京都で4025人の新規感染を確認 病床使用率は41・5%

 東京都は14日、新型コロナウイルスの感染者を新たに4025人確認したと発表しました。前週の同じ曜日(7日)より536人多く、10日連続で前週の同じ曜日を上回りました。感染が確認された70歳代から100歳以上の5人の死亡も発表されました。

 14日までの1週間の感染状況をみると、1日当たりの感染者数は7501・9人で、前週(5766・0人)の130・1%となりました。新規感染者4025人のうち、1498人は医療機関を受診せずに自主検査などで陽性と判明し、都の「陽性者登録センター」に登録した患者。

 14日の新規感染者を年代別にみると、20歳代の746人が最多で、次いで40歳代726人、30歳代706人、50歳代573人など。重症化しやすいとされる65歳以上は261人でした。

 2313人が入院していて、そのうち「人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)を使用」とする都基準の重症者は、前日から5人増えて26人でした。

 重症者用の病床使用率は前日から0・7ポイント上がって12・6%、全体の病床使用率は前日から0・8ポイント上がって41・5%でした。

 2022年11月14日(月)

🟧飼いネコが新型コロナ発症 北海道・中標津町の獣医師らが国内初報告

 北海道中標津(なかしべつ)町の「やまだ動物病院」の獣医師山田恭嗣さん(56)と国立感染症研究所が、新型コロナウイルスに感染し、発症した飼いネコの症例を論文にまとめ、今年4月に日本獣医師会雑誌で報告しました。新型コロナウイルスに感染した動物の発症の報告は国内初といいます。

 山田獣医師は飼い主からネコに感染した可能性があるとし、「動物に接する際も感染防止を」と呼び掛けています。

 ネコは、根室管内の住民が室内で飼育する12歳の雌。2021年8月、飼い主を含め同居する家族5人が新型コロナに感染して発症し、その10日後にネコにくしゃみや鼻水などの症状が出ました。飼い主はネコの発症の3日後、動物病院に電話し、自身の新型コロナ感染についても伝えました。

 山田獣医師はネコにも感染した可能性があると考え、飼い主に採材キットを送付。ネコの口内などから採取した粘液を国立感染症研究所で遺伝子や中和抗体を分析したところ、ネコが飼い主らと同じデルタ型ウイルスに感染していたことがわかりました。

 ネコは発症8日後に食欲減退など症状が悪化。山田獣医師が抗菌剤や抗ウイルス剤などを投与すると翌日に症状が緩和しました。風邪と症状が似ているため、山田獣医師は「症状だけで新型コロナと診断するのは難しく、飼い主の感染などの申し出が不可欠。情報がなく見過ごされた例もあるのではないか」とみています。

 2022年11月14日(月)

🟧北海道で4161人新型コロナ感染、18人死亡 10日連続で前週上回る

 14日、北海道全体の新たな新型コロナウイルス感染確認は4161人でした。18人の死亡が発表されています。

 前週の月曜日(7日3354人)と比べると、807人多くなっていて、前週の同曜日を上回るのは10日連続です。

 新たな感染確認4161人の内訳は、札幌市で7日連続2000人を上回る2099人、旭川市で7日連続200人を上回る206人、函館市で6日連続200人を上回る212人、小樽市で7日ぶりに100人を下回る58人、北海道発表の14の地方の合計などは7日ぶりに2000人を下回る1586人でした。

 前週の同曜日と比べると、札幌市は34日連続(+608人)、旭川市は10日連続(+39人)、函館市は6日連続(+17人)、14の地方の合計などは10日連続(+160人)で上回り、小樽市だけ3日連続(-17人)で下回っています。

 北海道発表1586人の地方ごとの内訳は、石狩179人、空知28人、後志なし。胆振251人、日高4人、渡島3人、桧山17人。上川21人、留萌15人、宗谷9人、オホーツク143人。十勝52人、釧路50人、根室27人。このほか、北海道陽性者登録センター(住所等の報告、集計なし)787人でした。

 100人以上の地方を先週の月曜日と比べると、石狩(+62人)、胆振(+116人)、オホーツク(+44人)とも上回っています。

 死亡の18人は、北海道発表12人(70歳代4人、80歳代1人、90歳代4人、100歳代2人、年代非公表1人)、札幌市3人(70歳代1人、90歳代2人)、旭川市1人(年代非公表)、函館市1人(年代非公表)、小樽市1人(80歳代)でした。

 14日発表の北海道全体の入院患者は、前日より7人増えて1054人、病床使用率は46・1%、札幌市だけの病床使用率は51・8%となっています。

 北海道全体の感染者は延べ93万3605人、死者は2904人となりました。

 2022年11月14日(月)

🟧新型コロナ国内感染、1週間で50万1513人 前週比1・25倍

 国内の新型コロナウイルス感染者は14日午前10時現在、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」乗船者を含めた累計で2320万4217人となりました。1週間の新規感染者は50万1513人で、前週(40万979人)の約1・25倍に増えました。

 都道府県別の1週間の新規感染者では、北海道が5万2993人で最も多くなりました。東京都5万1977人、神奈川県3万1357人、愛知県2万8301人、埼玉県2万5436人と続きました。

 死者は累計4万7657人。1週間で564人増えました。

 2022年11月14日(月)

2022/11/13

🟧武田薬品、日本でもデング熱ワクチンを承認申請へ 対象は海外旅行者

 武田薬品工業のクリストフ・ウェバー社長は12日までにインタビューに応じ、同社が開発し、インドネシアで8月に承認を受けたデング熱ワクチン「QDENGA(キューデンガ)」について、将来的に日本でも承認申請する方針を明らかにしました。

 ウェバー社長は「まずブラジル、フィリピンなどの流行国を優先する」とした上で、その後日本でも「ヨーロッパと同じような形で、海外旅行者を対象とした承認を取っていきたい」と語りました。

 QDENGAは、感染歴などの事前検査が不要な世界初のデング熱用ワクチン。8月23日にインドネシアで初めて6〜45歳を対象に承認され、東南アジアや中南米、ヨーロッパ連合(EU)でも承認申請中で、最盛期に年16億ドル(約2200億円)の売り上げを目指します。

 デング熱は蚊が媒介する感染症で、熱帯、亜熱帯地域を中心に発生します。世界の人口の約半数は、感染可能性のある地域に住んでいます。世界保健機関(WHO)によると、世界の感染者は年3億9000万人と推定され、近年は発症率が高まっています。インドネシアでは、2022年上半期だけでもデング熱の感染者が6万3000人を超え、34州の455都市で600人近くが死亡したと報告されています。

 ウェバー社長は「ワクチンは必ず適正価格で患者に届ける」と述べ、供給国の経済力に応じて価格を設定し、普及を目指す考えを示しました。

 武田薬品工業が海外でワクチンを販売するのは初めてで、ドイツに建設した工場で製造し、輸出します。

 2022年11月13日(日)

🟧新型コロナ、全国で新たに6万8894人感染 67人死亡、232人重症

 厚生労働省は13日、新型コロナウイルスについて、新たに全国で6万8894人の感染が報告されたと発表しました。前の週の日曜日と比べて2311人増え、9日連続で前の週の同じ曜日を上回っていています。

 また、国内で感染して亡くなった人は、北海道で13人、埼玉県で4人、大阪府で4人、愛知県で4人、栃木県で4人、神奈川県で4人、岐阜県で3人、愛媛県で3人、東京都で3人、福岡県で3人、静岡県で3人、兵庫県で2人、岩手県で2人、広島県で2人、熊本県で2人、石川県で2人、鳥取県で2人、宮城県で1人、山口県で1人、山形県で1人、岡山県で1人、徳島県で1人、群馬県で1人、青森県で1人の合わせて67人、累計で4万7579人となっています。

 都道府県別の主な新規感染者数は、東京都6922人、北海道5658人、神奈川県4452人、愛知県3877人、埼玉県3656人、大阪府3269人、長野県2698人、千葉県2633人、広島県2629人など。

 新型コロナウイルスへの感染が確認された人で、人工呼吸器や体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)をつけたり、集中治療室などで治療を受けたりしている重症者は、13日時点で232人となっています。重症者の数は、12日と比べて8人増えました。

 一方、厚生労働省は13日、大阪府内で新たに3269人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。これで、大阪府内の感染者の累計は221万2402人となりました。

 また、4人の死亡が発表され、府内で感染して亡くなった人は、合わせて6661人となりました。重症者は、12日より1人増えて26人です。

 2022年11月13日(日)

🟧新型コロナ、東京都で新たに6922人感染 9日連続で1週間前を上回る

 東京都は13日、新型コロナウイルス感染者を新たに6922人確認したと発表しました。前週の同じ曜日(6日)より658人増え、9日連続で1週間前を上回りました。60~90歳代の4人の死亡も発表しました。

 13日までの1週間をみると、1日当たりの感染者数は7425・3人で、前週(5556・0人)の133・6%となりました。

 新規感染者6922人のうち、1278人は医療機関を受診せずに自主検査などで陽性と判明し、都の「陽性者登録センター」に登録した患者です。

 13日発表の感染者は、年代別では20歳代の1182人が最多で、次いで40歳代1079人、30歳代1062人、10歳代987人の順に多くなっています。65歳以上は721人でした。

 2239人が入院していて、「人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)を使用」とする都基準の重症者は、前日と変わらず21人でした。

 全体の病床使用率は前日から1ポイント上がって40・7%、重症者用の病床使用率は前日から0・9ポイント上がって11・9%でした。

 2022年11月13日(日)

🟪新型コロナ、沖縄県が独自で注意喚起へ 流行時に「拡大準備情報」を発出 

 沖縄県は19日、新型コロナウイルス感染症の流行が疑われる場合、県独自で「新型コロナ感染拡大準備情報」を発出すると発表しました。新型コロナについては、過去の感染データの蓄積が乏しいことなどから、国がインフルエンザのような注意報や警報の発令基準を設けていない一方、重症化する高齢者...