2023/01/24

🟪塩野義コロナ飲み薬「ゾコーバ」を使用禁止の妊婦2人に処方  厚労省が入念な確認求める

 昨年11月に緊急承認された塩野義製薬の新型コロナウイルス感染症の飲み薬「ゾコーバ(一般名・エンシトレルビル)」について、厚生労働省は処方が禁じられている妊婦への処方が2人に対してあったとし、全国の医療機関に注意喚起するよう都道府県に通知しました。市販後調査を担う塩野義製薬から報告がありました。

 通知は20日付。厚労省によると、女性のうち1人は、服薬の約1カ月後に産婦人科を受診し、当時妊娠4週目だったとわかりました。処方時に、医師から薬の注意点について説明を受けていたものの、本人に妊娠の自覚がなかったといいます。現時点で副作用は確認されていません。もう1人については状況を調査中といいます。

 ゾコーバは動物実験で胎児に奇形が生じることが確認されており、妊婦や妊娠している可能性のある女性には使用できません。厚労省は通知で、処方時に妊娠している可能性がないことを入念に確認するよう求めました。

 塩野義製薬によると、昨年11月24日~今年1月5日にゾコーバは1万1867人の患者に処方されています。

 2023年1月24日(火)

🟪新型コロナ、全国で新たに3万2571人感染 前週から2万2000人減

 厚生労働省は23日、新型コロナウイルスの新規感染者が全国で3万2571人確認されたと発表しました。前週の月曜日より約2万2000人減りました。

 また、国内で新型コロナウイルスに感染して亡くなった人は、大阪府で34人、東京都で31人、愛知県で25人、千葉県で17人、埼玉県で13人、熊本県で12人、京都府で10人、大分県で9人、広島県で8人、宮崎県で6人、茨城県で6人、岩手県で5人、愛媛県で5人、神奈川県で5人、香川県で5人、三重県で4人、兵庫県で4人、北海道で4人、滋賀県で4人、群馬県で4人、高知県で4人、鹿児島県で4人、和歌山県で3人、奈良県で3人、宮城県で3人、栃木県で3人、福岡県で3人、青森県で3人、佐賀県で2人、山形県で2人、岐阜県で2人、徳島県で2人、静岡県で2人、鳥取県で2人、山口県で1人、岡山県で1人、島根県で1人、長崎県で1人の合わせて253人となり、累計では6万5622人となっています。

 都道府県別の新規感染者数は、東京都が2677人で最多。神奈川県2194人、静岡県2071人、広島県1909人、大阪府1844人、茨城県1821人、千葉県1374人、埼玉県1322人と続きました。北海道は664人、福岡県は1036人。

 また、新型コロナウイルスへの感染が確認された人で、人工呼吸器や体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)をつけたり、集中治療室などで治療を受けたりしている重症者は、23日時点で644人となっています。重症者の数は、22日と比べて27人減りました。

 一方、厚生労働省は23日、大阪府内で新たに1844人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。これで、大阪府内の感染者の累計は273万7802人となりました。

 また、34人の死亡が発表され、府内で感染して亡くなった人は合わせて7788人となっています。重症者は、22日と変わらず83人です。

 2023年1月24日(火)

2023/01/23

🟪東京都で新たに2677人が新型コロナ感染 3000人を下回るのは昨年10月31日以来

 東京都で23日に確認された新型コロナウイルスの新たな感染者は、2677人でした。新規感染者が3000人を下回ったのは、2019人だった昨年10月31日以来。1週間前の月曜日より1756人減り、6日続けて前の週の同じ曜日を下回りました。

 東京都によると、直近1週間の感染者の平均は7003・3人で、前の週と比べて67・8%となりました。

 新規感染者を年代別でみると、0歳28人、1~4歳139人、5~9歳150人、10歳代245人、20歳代437人、30歳代437人、40歳代485人、50歳代413人、60~64歳125人、65~69歳34人、70歳代67人、80歳代49人、90歳以上16人。65歳以上の高齢者は166人でした。

 入院しているのは3451人で、このうち「人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)を使用」とする都基準の重症者は37人で、22日から4人減りました。

 重症者用の病床使用率は22日から0・5ポイント上がって28・7%、全体の病床使用率は1・3ポイント下がって46・0%になっています。

 また、50歳代から90歳代までの男女30人の死亡が確認されました。

 東京都の累計患者数は、423万589人となりました。

 2023年1月23日(月)

🟪新型コロナワクチン4回目接種後の副反応、3回目接種後より低頻度の傾向 岡山大学が調査

 岡山大学の頼藤貴志教授らの研究チームは、同大学で実施した新型コロナウイルスワクチンの4回目接種における副反応の調査結果を発表しました。3回目接種時と比べ、主観的な判断で副反応が軽かったと答えた割合が過半数に上りました。接種を考える際の参考にしてほしいとしています。

 2022年11月から2023年1月に接種を受けた10歳代から60歳代以上の大学職員と学生、計955人が回答しました。うち4回目接種だった922人の回答を分析しました。全員がアメリカのモデルナ製のオミクロン型対応ワクチンを接種しました。

 発熱割合は接種回数を経るごとに減少しました。3回目接種後に37・5度以上の発熱をした割合は67・5%であったのに対し、4回目接種後は44・9%に下がりました。30歳代以上では37・5度以上の発熱があった割合は3~4割で、5割前後の20歳代以下と比べて割合が低くなりました。一方、ワクチンを打った後に痛みを感じた人は8~9割に上りました。

 頭痛や倦怠(けんたい)感、筋肉痛など、その他の副反応の症状についても、3回目より重い副反応を経験したと答えた割合は高くても15%程度でした。

 頼藤教授は「感染が続く中でワクチン接種を前向きに検討する参考にしてほしい」と話しています。

 4回目接種は原則として、新型コロナの従来型とオミクロン型の両方に対応する「オミクロン型対応ワクチン2価ワクチン」を使います。政府が23日に公表した最新の状況によりますと、これまでに国内で新型コロナのオミクロン型に対応したワクチンの接種を受けた人は5052万642人で、全人口に対する接種率は40・1%となりました。このうち、65歳以上の高齢者は2456万4303人で接種率は68・4%でした。

 2023年1月23日(月)

🟪東京都のコロナ新規感染者は5110人 前週比3159人減

 東京都は22日、新型コロナウイルスの感染者を新たに5110人確認したと発表しました。1週間前の日曜日より3159人減りました。前の週の同じ曜日を下回るのは5日連続です。また、70歳代から100歳以上の男女31人の死亡が確認されました。

 22日までの週平均の感染者は7254・1人で、前週(1万871・0人)の66・7%。

 新規感染者5110人を年代別にみると、最多は40歳代の825人、次いで30歳代が777人、20歳代が672人と続きました。重症化しやすいとされる65歳以上の高齢者は689人でした。

 入院しているのは3551人で、このうち「人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)を使用」とする都基準の重症者は37人で、前日から4人減りました。

 重症者用の病床使用率は前日から1ポイント下がって28・2%、全体の病床使用率は前日から1ポイント下がって47・3%になっています。

 2023年1月23日(月)

2023/01/22

🟪全国で新たに6万4450人、新型コロナに感染 死者は326人

 厚生労働省は22日、新型コロナウイルスの新たな感染者が全国で6万4450人確認されたと発表しました。前週の日曜日より約4万4000人減りました。前週の同じ曜日を下回るのは5日連続。

 また、国内で感染して亡くなった人は、大阪府で33人、東京都で33人、千葉県で20人、静岡県で20人、神奈川県で16人、埼玉県で15人、愛知県で15人、福岡県で13人、兵庫県で12人、北海道で11人、栃木県で11人、京都府で10人、長崎県で9人、大分県で8人、茨城県で8人、広島県で7人、岐阜県で6人、岩手県で6人、三重県で5人、佐賀県で5人、岡山県で5人、熊本県で5人、和歌山県で4人、宮城県で4人、愛媛県で4人、滋賀県で4人、石川県で4人、秋田県で4人、鹿児島県で4人、奈良県で3人、宮崎県で3人、山口県で3人、徳島県で3人、群馬県で3人、青森県で3人、山梨県で2人、島根県で2人、福井県で2人、鳥取県で1人の合わせて326人、累計で6万5369人となっています。

 都道府県別で新規感染者が最も多かったのは東京都の5110人で、大阪府の4244人、愛知県の4203人、兵庫県の3704人、神奈川県の3549人、千葉県の3175人、福岡県の3044人、埼玉県の2977人と続きました。

 また、新型コロナウイルスへの感染が確認された人で、人工呼吸器や体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)をつけたり、集中治療室などで治療を受けたりしている重症者は、22日時点で671人となっています。重症者の数は、21日と比べて12人減りました。

 一方、厚生労働省は22日、大阪府内で新たに4244人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。これで大阪府内の感染者の累計は、273万5958人となりました。

 また、33人の死亡が発表され、府内で感染して亡くなった人は合わせて7754人となっています。重症者は、21日から7人減って83人です。

 2023年1月22日(日)

🟪中国、新型コロナウイルスに11億2000万人が感染 疫学の専門家が見解

 中国で新型コロナウイルスの感染データが発表されない状況が続く中、現地の感染症の専門家は「人口のおよそ80%がすでに感染した」という見解を明らかにしました。具体的な根拠は示されていませんが、昨年末時点で約14億1000万人の人口のうち11億2000万人が感染した可能性があります。

 これは、国の感染症対策を担う中国疾病予防コントロールセンターで首席専門家を務める呉尊友(ご・そんゆう)氏が21日、中国の短文投稿サイト「微博(ウェイボー)」で明らかにしました。

 この中で、呉氏は22日の春節(旧正月)前後の連休で大勢の人が移動し局地的に感染者が増えるかもしれないとしたものの、「今後2、3カ月の間に全国的に大規模なリバウンドや感染の第2波が起きる可能性は低い」という見方を示しました。

 呉氏は今年、国政助言機関、全国政治協商会議(政協)の委員にも選出された中国を代表する疫学の専門家でもあります。

 一方、中国疾病予防コントロールセンターは21日、春節(旧正月)連休を控えた13日から19日に、医療機関で新型コロナウイルス感染症に関連した死者が1万2658人に上ったと発表しました。同センターの先の報告では、昨年12月8日から今年1月12日までに本土の医療機関で5万9938人がコロナ関連で死亡していました。

 2023年1月22日(日)

🟪今年の日本の平均気温、近海の平均海面水温、統計史上最高の見通し  気象庁が発表

 気象庁は25日、2024年の日本の平均気温が統計のある1898年以降で最も高くなる見込みだと発表しました。11月末時点で平年(1991〜2020年の平均)を1・64度上回り、これまで最高だった昨年のプラス1・29度を上回ることが確実となりました。  日本近海の平均海面水温も1...