国立感染症研究所が発表した最新の調査結果によると、過去最大の流行となっているマイコプラズマ肺炎の感染が高水準の感染状況を維持し、中でも埼玉県は関東地方で最大、全国でも2位の感染拡大となってることがわかりました。
最新データ(10月28日~11月3日)では、1医療機関当たりの患者数が全国平均2・46人と、過去最多だった前週(10月21日~10月27日)の同2・49人からわずかに減少したものの、以前として過去に例のない高い感染水準が続いています。
埼玉県は、1医療機関当たりの患者数が5・33人と、前週の4・67人から拡大し、全国平均の2・4倍の感染急増となっています。同様に感染の多い東京都の同4・28人を上回り関東地方で最多になり、全国では青森県の同5・67に次ぐ、全国2位の感染水準となっている。
昨年同期の同0・08人と比較すると約66倍の流行。
マイコプラズマ肺炎は頑固なせきを伴う呼吸器感染症で、小児や若い人に比較的多くみられます。
症状は、発熱や全身の倦怠感、頭痛、せきなど。せきは熱が下がった後も長期にわたって(3~4週間)続くのが特徴。感染した人の多くは気管支炎ですみ、軽い症状が続くものの、一部の人は肺炎となったり、重症化することもあります。
2024年11月17日(日)