9月7日までの1週間に熱中症で病院に運ばれた人は全国で3700人余りで、前の年の同じ時期より900人ほど多かったことが、総務省消防庁のまとめでわかった。
総務省消防庁によると、9月1日から7日までの1週間に熱中症で病院に運ばれた人は全国で合わせて3776人だった。
昨年の同じ時期と比べて890人余り多くなっている。
内訳でみると、「死亡」した人はおらず、入院が必要な「重症」と「中等症」が1342人、入院の必要がない「軽症」が2408人などだった。
年齢別では、65歳以上の高齢者が2159人と全体の半数以上を占めたほか、18歳以上65歳未満が1338人、7歳以上18歳未満が257人、7歳未満が22人だった。
場所ごとに詳しくみると、住宅が1314人と最も多く、次いで道路が779人、駅や競技場、野外のコンサート会場など不特定の人が出入りする屋外が486人などとなっている。
これで、今年5月1日から9月7日までの累計は9万3783人となり、昨年の同じ時期の8万8956人から4800人余り多くなった。
2025年9月10日(水)