アメリカ保健福祉省は5日、子供の予防接種スケジュールを改訂し、接種を推奨するワクチンの数を17種から11種に減らすことを勧告すると発表した。
保健当局は引き続き、麻疹(はしか)、おたふく風邪、風疹、ポリオ、水痘、ヒトパピローマウイルス(HPV)などの予防接種を推奨する。一方で、RSウイルス、髄膜(ずいまく)炎菌、B型肝炎、A型肝炎の予防接種は、感染リスクが全般的に高い子供に対象を絞って推奨する。
インフルエンザ、新型コロナウイルス感染症、ロタウイルスの予防接種に関しては、保護者が医師などと相談して受けるかどうかを決めることを勧告するとした。
こうした予防接種の費用は引き続き健康保険の対象となる。ただし、健康な子供については非推奨となり、接種を受けるには医師への相談が必要となったワクチンについては、今回の改訂が保護者にとって新たな障壁となる可能性もある。
日本ではB型肝炎やロタウイルスのワクチンが子供の定期接種の対象14種類に含まれ、複数種類を同時に接種するものもある。
アメリカではワクチン懐疑派のロバート・F・ケネディ保健福祉長官の下、疾病対策センター(CDC)が見直しを進めていた。
アメリカでは今シーズン、インフルエンザの症例が急増している。CDCによれば、これまでに小児の死亡例が9例報告された。
2026年1月6日(火)