4段階で感染状況を判断する警戒度が最高レベルとなるのは4月21日以来、約3カ月ぶり。前週までは「感染が拡大している」と上から2番目でしたが、足元の状況を踏まえ「大規模な感染拡大が継続している」と警戒を強めました。
13日までの7日間平均でみると、新規感染者数は約1万110人と前週の2・3倍に増えました。都の発熱相談センターへの相談件数も前週比2・5倍の約5410件に急増し、ピークアウトの兆しはみえていません。
医療提供体制への警戒度も1段階引き上げ、上から2番目の「通常の医療を制限し、体制強化が必要」としました。13日時点で重症患者は13人にとどまるものの、入院患者数が2239人と前の週から7割強増えている点を考慮しました。
新規感染者の8割近くを40歳代以下が占めるのに対し、入院患者は4割超が70歳代以上と高齢者の症状悪化が目立ちます。都は医療機関に対し、コロナ専用病床を最大想定の7000床に増やすよう要請しています。
流行の主体はオミクロン型から派生した「BA・5」に急速に置き換わっています。都健康安全研究センターの調査によると、BA・5の割合は4日までの週で56・4%となり、前の週に比べて20ポイント以上高くなりました。これまでの主流だった「BA・2」(38・3%)を逆転しました。
2022年7月14日(木)
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