アメリカの食品医薬品局(FDA)は13日、アメリカのバイオテクノロジー企業ノババックスが開発した新型コロナウイルスのワクチンの緊急使用を許可しました。
アメリカで承認された4種類目のワクチンとなります。
ファイザーやモデルナが採用した新たな技術である「メッセンジャーRNA(mRNA)」ではなく、「組換えタンパクワクチン」と呼ばれるタイプのもので、コロナウイルスのタンパク質を人工的に合成し、体内に投与して免疫を刺激します。この技術は、B型肝炎ワクチンなどでも使われた実績があります。
このため、新たな技術のワクチンに慎重な人にも、接種を促すことが期待されています。FDAのロバート・カリフ長官は声明で、「未接種の人に、別の選択肢を提供できる」と強調しました。
18歳以上を対象に、3週間の間隔で2回、接種します。感染力が強いとされるオミクロン型変異ウイルスが出現する前に実施した臨床試験(治験)では、発症を防ぐ有効性は約90%でした。オミクロン型に対する効果は明らかではありません。
日本では、3回目接種を含めて4月に承認されています。ノババックスはワクチンの輸送・保管のしやすさをアピールしています。
2022年7月16日(土)
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