アメリカのバイオ企業モデルナの日本法人は10日、オミクロン型対応の新型コロナウイルスワクチンについて、製造販売の承認申請を厚生労働省に行ったと発表しました。オミクロン型対応ワクチンに関する申請はアメリカのファイザーに続き、国内で2例目。
発表によると、今回申請したのは18歳以上を対象とした3回目以降の追加接種用。ワクチンはメッセンジャーRNA(mRNA)と呼ばれるタイプ。従来型とオミクロン型の2つのウイルスに対応する2種類のmRNAを含んでおり「2価ワクチン」と呼ばれます。8日にファイザーも同タイプのオミクロン型対応ワクチンを申請しています。
モデルナ日本法人の鈴木蘭美(らみ)社長は、「臨床試験では、オミクロン亜系統BA・1だけでなく、BA・4とBA・5に対する強力な中和抗体反応が見られた」と話しています。
臨床試験(治験)では、4回目の接種として2価ワクチンを接種した被験者は、BA・1に対する中和抗体反応が従来型ワクチンと比べて1・75倍高くなりました。BA・4とBA・5に対する中和抗体反応は、従来型ワクチンを接種した被験者と比べて1・69倍高くなりました。
2022年8月11日(木)
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