2022/08/01

■内密出産の熊本市・慈恵病院、3例目以降も複数実施

 病院以外に身元を明かさずに出産できる「内密出産」を日本で唯一、導入している熊本市の慈恵病院は7月30日、7月21日に発表した3例目以降も複数の出産事例があったことを明らかにしました。具体的な件数や時期は、「出産した女性の精神面を考慮して明かせない」としています。

 同病院によると、出産したのはいずれも熊本県外の成人女性。母子ともに健康状態は良好で、新生児相談室長にのみ身元を明かし、身分証明書のコピーと特別養子縁組を望む書面を残しているといいます。

 このうち1人は新幹線で熊本市に向かう途中に陣痛が始まり、来院して数時間後に出産しました。蓮田健理事長は「非常に危うい状況で地元での出産を促したが、妊婦が誰にも知られたくないとの理由で内密出産を希望した」と説明しました。

 病院にはほかにも同様の相談が寄せられています。蓮田院長は「地方自治体にお力添えを得て日本で内密出産が軌道に乗ったことをありがたく思っている」と話しました。

 同病院のこれまでの発表では、昨年12月と今年4、6月に内密出産が行われました。

 2022年8月1日(月)

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